路地猫 | 街を歩けば そこに猫 - Part 25のブログ記事

とある駐車場に来ています。

尻尾の短いサビさんがバイクのシートに乗っかりました。

『このシート、すわり心地がイマイチだなぁ』

『あ、こっち向きならいい感じかも』

向こう向いて座っちゃったサビさん。
お顔を拝見したいのに…
こちらを向いてくれないのでございました。

バイクの横を見ると…
前回のキジさんが、まだパトロールをしています。

『左!異常なし!』

『右!異常なし!』

『正面!うわっ!見たくないもの見ちゃったよ…』

『気分悪くなったから寝ようっと』

パトロールを中断して横になるキジさん。

『ふぅ、ちょっと落ち着いたぞ』

『と思ったら…顔見せに来るんじゃないよ!おっさん!』

キジさんに言われたい放題の自分…
いや、自分のことじゃないですよね?キジさん!

その頃、サビさんは…
『寝ている子、左右確認していた子と違うよ』

あ、ホントだ。
耳カットが左右違う…

サビさんに間違いを指摘された自分。
恥ずかしいので駐車場から移動しましょう。
歩き出すと…
あ、三毛さん。こんな所に居たんですね。

『ハズレのおっさんが来た!』

看板の裏に隠れる三毛さん。

『大変だ!ハズレのおっさんが来たぞ~~~~っ!』

何が大変なのかよくわかりませんが…
走って消えて行った三毛さんなのでございました。

駐車場猫さん、続きます。

 

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とある駐車場。

三毛さんとキジさんがいらっしゃいました。

『いつもの人まだかなぁ』『まだだねぇ』

どうやらご飯待ちのようですね。

『来るのはこんなくたびれたおっさんだけだしねぇ』『このおっさんは見るからにハズレだしねぇ』

『お?あっちのおじさんはくたびれてないよ』『こっちのおっさんよりかは、いい男だね』

同行していた猫友達の某R氏を見つめる猫さん達。

『でもダメだ。あのおっさんもハズレだ』

『でも、このおっさんを見ているよりかはいいか』

『そだね。正面のおっさん見てるくらいなら向こうの方がいいね』

『え?呼んだ?』

尻尾の短いサビさんが歩いて来て立ち止まりました。

いや、君はおっさんじゃないでしょう!

ビルの隙間に歩いて行ったサビさん。

お食事開始です。
あれ?サビさんじゃないかな?
ってさ、ちゃんと食事用意してあるじゃん!

『女の子にはデザートのスィーツが必要なの!』

『デザートを出さないハズレのおっさんはこうだ!』

ガリガリガリガリガリ…

『ちょっとスッキリした。パトロールに行ってこようっと』

ビルの合間をパトロールするキジさん。

ご飯がある場所にやって来ました。
『ボス、異常なしですよ』

よく見ると、奥で白黒さんが寝ているんですね。

『引き続きパトロール第2弾に行ってきます!』

歩き出したキジさん。

『うわっ!いきなりハズレのおっさんに会っちゃった…』

『こんなおっさんは無視して巡回しに行こうっと』

自分の前を足早に立ち去るキジさんでございました。

ここの駐車場の猫さん達、続きます。

 

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とある猫ちゃん通りを覗いてみました。

三毛さんが歩いてきます。

自分の前をスタスタ歩いていく三毛さん。

通りを渡っていきます。

三毛さ~ん!
ゆっくり写真撮らせてくださいな。

『この私にモデルをさせようってのかい?』

ええ、モデルになってくださいますよね?

『モデルになるのは構わないけど…』

ポーズをとってくれた三毛さん。
ありがとうございます。

『この画廊に展示できるような写真を撮っておくれよ!』

ええっ!そんなハードルの高い要求をされても…

『なんだ、画廊に展示するくらいの気持ちも持っていないのかい。志が低いねぇ』

モデル慣れしている三毛さん。
カメラマンを見る目も鍛えられているようで…
タジタジになって退散してしまう自分でございました。

退散して猫ちゃん通りに戻ると…
茶色い猫さんが居らっしゃいました♪

お顔をよく拝見したいですねぇ。

そんな自分の願いを聞きもせず…
茶色い猫さんは奥に消えて行ってしまったのでございます。

猫さん達の紹介写真を見ると…

さっきの三毛さんはリンちゃんとおっしゃるのですね。

この猫ちゃん通り、以前からお邪魔して猫さんの姿を撮らせていただいております。
猫さん達は地域猫として可愛がられています。
今回も元気そうな猫さんの姿を拝見出来てありがとう、その気持を募金させていただいたのでございました。

 

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とある街を散策中。

小さな駅の横。
バケツの向こうに何やら怪しい影を発見しました。

近づいてみます。

どうやらバケツの向こうに三毛さんがいらっしゃるようです。

さらに近づきます。

やっぱり三毛さん♪

『なによ、あんた?』

『ナンパならお断りよ!』

そっぽ向いちゃった三毛さん。

いや、ナンパじゃなくて写真を撮らせていただきたいだけです。

『写真とか言って、変な所に連れて行くんでしょ?お断り!』

『それにしてもお腹が減ったわね。ご飯の時間なのにまだ用意されていないし…』

『あんた、なんか美味しい物持っていないの?』

あいにく持っていないのです。

『ナンパ師なら食べ物で誘うくらいしなさいよ!』

いや、ナンパ師じゃないですから!
それに、さっきナンパはお断りって言っていたじゃないですか。

『それはね、条件によるの』

『美味しい物もナンパに乗る条件の一つなの。あんたダメねぇ』

寝っ転がる三毛さんに、ダメ出しされてしまった自分でございました。

この三毛さん、ちょっと痩せている感じがしますが、このお宅でご飯を頂いているようです。
きれいなお顔の三毛さんなだけに、ナンパに成功したらブラシを掛けてあげたいなぁ。
なんて思っちゃったのでございました。

って、ナンパじゃないし!

 

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とある路地。

猫さんの姿を見かけました。

路地を横切るキジ白さん。

反対側に座って、路地を眺めています。

『よし!怪しい奴はいないな』

『そっちに居るおっさんは、面白い顔だけど怪しい人ではなさそうだし』

『次は敷地内をチェックだ』

とある公営の建物の敷地に入って行ったキジ白さん。

人懐っこそうだから…
指でも出してみましょうかね。

『今は仕事中だから遊んでやれないよ』

あっちに行っちゃった。

『大事な防犯パトロール中なんだから!』

『今日もお年寄り達、元気そうで変わりないね』

『次の仕事は、変な人が入ってこないか入り口でチェック!』

お年寄りと子供達を不審者から守るために、パトロールと警備を続けるキジ白さんなのでございました。

防犯パトロール中のキジ白さんとお別れして、路地散歩を続けます。

あ、井戸♪

猫がいる街には井戸が多く残っている。
その逆もまた然り。

井戸の近くで、今度は黒さんの姿を発見しました。

防犯カメラ作動中と書いてあるので、多分黒さんが防犯カメラなんでしょう。

近づくと、敷地内に入って行った黒さん。

その目はしっかりこちらを見据えて、防犯カメラとして作動しております。

『なんか知らない人が来たよ』

『ちゃんと記録しておいたからね』

記録した事を報告しておくへ消えていった黒さん。
防犯カメラはカメラとして記録しかしていなかったのでございました。

キジ白さんとセットだったらいい防犯システムだったのにねぇ。
ちょっと残念。

 

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前回の塀の上の猫さん達を眺めてから歩き出そうとすると…

道の反対側にキジさんがいらっしゃいました。

『ん?あんた何してんの?』

猫さんの写真を撮っています。

『へぇ、写真をねぇ』

『ってホントは嘘だろ?ここのご飯が美味しいって食べに来たんだろ?』

いや、写真撮ってるだけでご飯を食べに来たわけでは…

『そうやって隠さなくてもいいってば!』

『ほら、こっちについておいで』

歩き出したキジさん。

『ここから美味しいご飯が出てくるんだよ』

『身支度して…』

『寝転んでいればすぐにご飯が出てくるからね♪』

いや、ご飯を食べに来たわけじゃないんだってば!

キジさんとお話していると…
キジ白さんが急に前を横切りました。

『あんたもご飯を食べに来たのかい?』

『あいにくここは猫用のご飯しか出てこないから…人間用は他に食べに行ってくれよ』

はい、人間用のご飯は通りのお店に食べに行きますね。
って、ご飯食べに来たんじゃないんですよ~。

猫さん達が集まってきました。
ご飯の準備の邪魔をしてはいけませんから、立ち去るとしましょう。

『みんな集まってきたから、もうすぐご飯だね♪』

塀の上のチビちゃん、ご飯いっぱい貰ってね。

そして果報は寝て待てのサバ白さんは…

まだ寝たまま待ってらっしゃるのでございました。

 

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とある街を散歩中。

塀の上にチビさんを見かけました。

こらこら、有刺鉄線の上に乗っちゃ痛いでしょ!

『だってさ、いつもならいつもの人が来てね…』

『この中にご飯が入ってるのに、今日はまだないの』

『だからこっち側に美味しい物がないかなぁって』

あぁっ!また有刺鉄線をまたぐ。
猫さんは痛くないのかもしれないけど、見てる方が痛いからやめてくださいな。

『じゃぁこの中にご飯入れてよ』

あいにくご飯は持っていないですからねぇ。

『じゃぁまたぐ』

あぁっ!見てるだけで痛い痛い!
またぐなよ!またぐなよ!

取り敢えず指の匂いでも嗅いで気持ちを落ち着かせてくださいな。

ほらほら、ついでに撫でちゃうから!

『指なんかよりご飯の方がいいのになぁ』

『早くご飯が中に入らないかなぁ』

ご飯の容器と思われるラーメンどんぶりをじっと見つめるチビさん。
背中に邪道と書いた革ジャンが似合いそうなのでございました。

そのチビさんのすぐ近く。
塀の上の木の影に、別の猫さんの姿も見えました。

サバ白さん。
色と柄から見て、チビさんと血縁関係がありそうですねぇ。

でも、耳カットされているから違うかな?

サバ白さんはご飯待ちしないのでしょうか?

『ご飯の時間はもうちょっと後。チビは先走ってんのさ』

果報は寝て待てのサバ白さんでございました。

 

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とある街。
とある製麺所の横に猫さんの姿を見かけました。

向こうを向いてたたずむキジさん。

こちらの飼い猫さんで名前はハルコさん。

綺麗な後ろ姿のハルコさん。
毛並みもいいですね。

ハルコさ~ん!こっち向いてくださいな。

『なぁに?』

♪ふりむかないで 東京の猫~♪
ってネタは以前にもやったなぁ。

振り向いた後、ゴロ~ンとしたハルコさん。

飼い主さんが「撫でても大丈夫ですよ」とおっしゃるので…

喜んでモフらせて頂きます♪

気持ちいいですか?

『う~ん…まぁまぁかな』

まぁまぁですか…そうですか。

そのまま大あくびのハルコさん。

気持よくてリラックスしたから、と前向きに思う事にしましょう。

『うん、気持ちいいからあくびしたんだよ』

気遣ってくださってありがとうございます。

『撫でてもらうのもいいけど…そのユラユラしているの何?』

プラチナストラップ…ですが…
お使いになりますか?

まさか!
なんて言わずに食いついてきたハルコさん。

ストラップに夢中になってくださいました♪

さすが都会の猫!
他の物に目もくれず遊んでくださっています。

『わーいわーい♪』

手首をグルングルン回して遊んでくださったハルコさん。

この後…
急に飽きちゃって、お家に戻っていっちゃったのでございました。

でも、ハルコさん。
遊んでくれてありがとね。
また会いに来ますね!
飼い主さんもありがとうございました!

 

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前編からの続きです。

植木鉢の影に隠れてしまったハチワレさんは何をしているのか見てみると…

器の前で座っています。

『いつもならご飯が入ってる時間なのになぁ』

『あっちの方には…無いなぁ』

『もしかして、おっさんが食べちゃった!?』

いや、食べていませんよ!
まだ入ってないだけですって!

『あっちの白黒もまだ食べていないみたいだし…』

『本当にあんたが食べたんじゃないだろうね?』

本当に食べていませんってば!

『まぁまぁ、今日はお休みの日だからちょっと遅れているだけだよ』

『そんなに焦らなくても、もうすぐ出てくるよ』

『果報は寝て待てっていうじゃないか。これも江戸しぐさってもんさ』

ご飯を寝て待つのも江戸しぐさなんですね。
知りませんでした。

『そこまで言うんだったら仕方がない。寝て待つとするか』

歩き出したハチワレさん。

隙間に入って、朝飯前の一休みと洒落込むのでございました。

『洒落こんでないよ。腹がグーグー言ってんだよ!早く飯持ってこい!』

江戸しぐさなんて気取ってみたものの…
結局は気が短い江戸っ子の白黒さんズなのでございました。

その頃、お家の中では…
別のヅラさんがご飯独り占めして、のんびり過ごしていたと言う事は…

気の短い江戸っ子白黒さんズには、内緒にしておきましょう。
って、お家の中でくつろいでいるヅラさんは3年前にもお会いした猫さんじゃないですか!
ハチワレさんもその時にお会いしていますね
2匹ともお元気そうで何より。
皆さん、地域の人達と共に元気でお過ごしください。
また会いに来ます!

おまけ

白黒さん達と別れてしばらくしたら猫ハウス発見!

残念ながら住猫は外出中でお会いできなかったのでございました。

 

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夏のとある日。
週末恒例の朝から猫散歩。
でも暑すぎるのか、路地猫さんたちとは全く出会えず…
そう言えばこの辺りに猫溜まりがあったなぁと、とある路地にやってまいりました。

やった!2匹の猫さんがくつろいでらっしゃいます。

掃除をしていた男性に、猫の写真撮らせてくださいと言うと
「どうぞどうぞ!街歩きかい?いい街には猫が似合うんだよね」
と素敵なお答え。
遠慮無く猫さんの写真を撮らせて頂きます♪

2匹の白黒さんのうち1匹はちょっと毛の長いハチワレ白黒さん。

もう1匹はヅラの白黒さん。

『見かけないおっさんが来たね』

歩いてくるハチワレさん。

『このおっさん、ゴニョゴニョゴニョ…』

ヅラさんに何やら耳打ちするハチワレさん。

何を話しているんでしょう?
気になります。

耳打ちした後、すぐに立ち去るハチワレさん。

植木鉢の影に隠れてしまいました。

ヅラさんはそのままくつろいでいます。

ヅラさん、何を耳打ちされたんですか?

『初対面でヅラなんて言う奴には教えてあげないよ!』

し…失礼致しました。
素敵な髪型の白黒さん、何をお話されていたのでしょう?

『おっさんの顔、とても変だって言ってたんだよ!』

ヅラと言われてご機嫌を損ねてしまった白黒さん。
本当に変な顔と言っていたかどうかは…
謎なのでございました。

後編に続きます。

 

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