とある暗渠を散歩中。
視界の片隅に動く物を見つけました。
茶白さんが…
首を伸ばして、何をしているんでしょう?
『首を長くしても、何も出てこなかった…』
反対側に歩いて行く茶白さん。
『ん?あのおっさんはしゃがみこんで何やっているんだろう?』
『ちょっと近寄ってみよう』
こっちに歩いてきた茶白さん。
『おじさん、何やってんの?』
猫さんの写真を撮っているんですよ。
『とる?獲って食べるのか?』
いや、写真は食べ物じゃないですからね。
撮っても食べないですよ。
自分と、ブログを見ている皆様が楽しむだけ。
『食えないのか?せっかく獲るのに!』
いや、茶白さん。
獲るの字が違いますよ。
とりあえず…
お近づきの印に指の匂いでもいかがでしょう?
『その指で猫を獲るんだな?その手は食わないぞ!』
文字通り、その手を食わなかった茶白さん。
だから、その獲るんじゃないんですよ。
んじゃ、今度は”都会の猫に大人気”プラチナストラップではいかがでしょう?
『それで写真とか言うのを獲るのか!』
いや、写真は同時進行で撮っているんですよ。
って、獲ると撮るは違ってね。
写真を撮るっていうのは、撮影して画像を楽しむんですよ。
『写真?画像?それ食えるのか?』
だからね、食べるものではなくてね。
説明が難しいなぁ。
『難しくないでしょ!食えるか食えないか?それだけだ!』
『さっきから何やってんの?』
茶白さんにどうやって説明しようか悩んでいると…
茶トラさんが現れました。
『このおっさんが写真を撮るとか獲るとか言ってるんでね。それは食えるのか聞いてたんだ』
『ふ~ん…』
『茶白さん。このおっさんのトボけた顔よく見てみろよ』
『どう見ても写真で食って行けそうにない』
『そっか、指や紐しか出さないから、食えないおっさんだと思っていたんだ』
さっさと立ち去っていった茶白さん。
『おじさん、写真で食えるようになったらまたおいで。モデルになってあげる』
『僕たちはご飯が貰える食える猫だからね!さぁ食事に行こうっと』
ご飯を貰うお宅に向かっていった茶トラさん。
食えない自分は…
ガックリして暗渠歩きを続けるのでござます。
でもね、食えない分呑んでやる!いや、写真で呑むわけでは…
あ、呑める時もあるなぁ♪
写真で食うんじゃなくて、写真で呑める猫写真家を目指すか!
目指す方向性が斜め上どころか、呑み過ぎて目がグルグル回っちゃうくらい迷走する自分なのでございました。
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