夜のサビさん・前編 | 街を歩けば そこに猫

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とある街のとある路地。

いい気分で呑んだくれて
「そろそろ帰らないと電車がなくなっちゃうね。へっへっへ~」
と歩いていると…
猫さんに遭遇しました。

すみません、嘘です。
呑んだくれていたのは事実ですが、帰宅する前にもう一猫と、とある猫路地にやってきたのでした。

隙間に入っていく猫さん。

向こうの方に、別の猫さんが現れました。

ポリバケツの影で一旦待機。

その後、前の猫さんと同じ隙間に入っていきます。

隙間に何があるんだろう?
覗いて見ると…

サビさんたちがお食事中でした。

『遅かったじゃない』『ご飯、まだ残ってる?』

『残ってるよ♪いつもと違うのは変なおっさんが食事風景見ている事だけ』

『あんまりジロジロ見ないでよ』

『レディの食事を眺めるなんて悪趣味なんだから』

あ、これは失礼致しました。
では離れてちょっと待つとしましょう。

『あ~食った食った!』

こらこら、レディが食ったなんて…
はしたない言葉使うんじゃないですよ!

『あら、私としたことが…ホホホ…』

路地を横断するサビさん。

『ここで食後のニンゲンウォッチングでもするとしましょうかねぇ』

『まずはこのおっさんから観察』

おや?自分に興味を持ってくださいますか。

では、指でも出してみましょう。
くんくん…

くんくんくん…

『くっさ~~~~っ!』

指の匂いをいっぱい嗅いでくれたので、撫でさせてくれるかな?と思ったら…
さっさと立ち去ってしまったサビさんなのでございました。

次回も夜のサビさんの写真をお届けします。

 

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