立石の丸吉玩具店さんにおじゃましています。
カケちゃんが店頭に出てきました。
どこかに行くのでしょうか？
向かいのパチンコ屋に向かいますね。
どうやら自転車のチェックのようです。
さすが商店街の用心棒。
ご近所のチェックも欠かさないのですねぇ。
あれ？背後からアホっぽいオーラを感じます。
振り返ってみると…
猫さんの後ろ姿が見えました。
この後姿は、もしかして…
サンペイくんです！
サンペイくん、こんにちは！
指を出したら匂いを嗅いでくれたサンペイくん。
『アホっぽい匂いがするなぁ』
アホっぽい匂いってどんな匂いですか！
『そんな事も解かんないの？アホだなぁ』
う…よくわかんないけど、アホにアホと言われる屈辱。
『アホアホ言うな！アホって言う奴がアホなんだからね！』
アホって言い出した奴にアホ呼ばわりされてしまいました。
店頭に戻ると、カケちゃんが店番をしています。
しっかり看板猫のお仕事をするカケちゃん。
『何か変わったことないかな？』
サンペイくんも店頭に顔を出します。
『おや？ここにある箱は…』
『前にカケが入っていた箱だね』
え？カケちゃんが入っていた箱ですか？
『うん、100円からって箱だよ。アホだよねぇ』
その箱じゃないような気もしますが…
『誰がアホだって！』
『あ…カケ…居たの？』
『アホ呼ばわりするんじゃない！このアホ！』
『ご…ごめんなさい』
いくらアホでも、凶暴猫にはかなわないようです。
サンペイくん、尻尾巻いてお店の奥に逃げて行ってしまったのでございました。
『さて、そろそろ俺様の出番かな？』
こんな騒ぎの中でも、のんびりとレジ台に座っていた純平くん。
長くなったので、今回の純平くんの出番はこれだけです。
『おい！撫で係！もっと俺様を出しなさい！』
多分次回に出ますよ。多分。
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