2020年7月31日 | 街を歩けば そこに猫のブログ記事

とある路地。
マンションの階段の手摺で茶トラさんがくつろいでいました。

何度か登場してもらっている茶トラさんです。

『あの人は…何度か撫でられてる酒臭いおっさんだ』

茶トラさんも気がついたようです。

指を出してご挨拶しましょう。
『指しか出ないんかい!』

はい、指しか出ません。

『何度か会ってるんだからさ、おやつとか出ないの?』

出ません!

『そう言わずにさぁ、こうやってペロペロ舐めるおやつとか…』

出ません!

でも…手が出ます!
『うわっ!』

『急に撫でないでよ!』

と言いつつも、気持ちよさそうに顎を上に向けて撫でられる茶トラさん。

バランス崩しそうで危ないですよ!

『んじゃバランス崩さないように撫でてよ』

はいはい、撫で撫で撫で。

『突然だったけど気持ちよかったよ。ありがとう』

え?もういいんですか?

もう少し撫でさせてくださいよ。

撫で撫で撫で…

『もういいってば!』

『ほら、お酒臭い手を引っ込めて!』

自分の手を押し返す茶トラさん。

『ふぅ、こんなにお酒臭くなっちゃった』

鼻にシワを寄せて匂いを取っているようです。

『さ、お家に帰ろうっと!』

手すりから降りて駆け出した茶トラさん。

『酔っ払いに絡まれちゃったよ~っ!』

いや、酔っ払いではありませんよ!
絡んだのは事実だけど。

と言い訳した時には、茶トラさんの姿はすでに消えていたのでございました。

 

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