夜のモフモフ | 街を歩けば そこに猫

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日が落ちるのが早くなり、18時ですっかり暗くなってしまった路地。
猫さんの姿が見えました。

白黒さんですね。

まずは指を出してご挨拶しましょう。

匂いを嗅いでくださったので、そのまま撫でちゃいます。

腰を撫で揉み♪

撫でられた後は、自転車のチェックをする白黒さん。

『うん、空気圧は良さそうだね』

『あ、手が汚れちゃった』

『さて、ご飯の人じゃないみたいだけど…』

『何か持ってきたのかい?』

あいにく何も持っていないんですよ。

『え?ご飯の人だと思ったのに…』

おや?キジ白さんも姿を現しましたよ。

『なんだ、ハズレの人かぁ』

『おじさん、ハズレなの?』

う…ハズレ…なのかも…

『ねぇ、ホントにハズレの人なの?』

ジッと見つめる白黒さん。

ご飯を期待したならハズレかもしれないけど…

撫でるのは当たりですよ~っ!
強引な論法で撫でさせていただきます。

撫で撫で撫で…
『あ、気持ちいいねぇ』

体を伏せた白黒さん。

ゴロ~ンとなっちゃいました。

それならば…
モフモフモフ♪

『あぁ…撫でるのは当たりだねぇ』

そうでしょ?
満足していただけましたか?

『うん、撫でるのはね!』

『次はお腹が満足すればもっといいんだけどなぁ』

う…そんな目で見ないでください。

『そんなハズレの相手していないで、もうすぐくるご飯の人待とうよ』

ご飯待ちの猫さん達の相手を少しだけさせて頂きました。
辺りの方に聞くと、もうすぐご飯が出てくるそうです。
それまでもうちょっと待ってね。
期待させてゴメンナサイ。

猫さん達に謝って、この場を後にした自分でございました。

 

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