再開発に取り残された飲食店街。
細い路地を歩いていると…
建物の隙間、階段の前に猫さんが座っているのを見つけました。
『見かけない人が来たね。こんな所までお散歩かい?』
はい、猫さんを探して路地に入り込みました。
キジさんにお会いできて嬉しいです!
『それにしてもあんた、よく見ると…面白い顔してるねぇ』
いやぁ、そんなに面白いですか?
何故か猫さんによく面白い顔って言われるんですよね。
『うん、とっても面白い顔だよ。なぁ』
上の方を向いて呼びかけるキジさん。
そっちにも誰か居るのかな?
視線を移してみると…
『ププッ!いや、笑っちゃ失礼だな』
ホント失礼ですよ!
こんな失礼な猫さんの写真は撮っていられません!
早々に立ち去るとしましょう!
『いや、失礼した。いきなり面白い顔なんて言われたら怒るのも無理ない』
『白黒もこっち来て一緒に謝りなさい』『はーい』
白黒さん、上から下りてきました。
『よく見ると味のあるいい顔しているね』『うん、個性的ないい顔だよ』
『猫に好かれる顔だな』『うん、ニンゲンの女性には好かれない顔だろうけどね』
余・計・な・お・世・話・で・す・!
『へそ曲げちゃって、あのカメラっていうやつしか出してこないじゃないか。もうダメだね』
猫さん達、自分をおだてて何か出させようとしてたようですが…
余計な一言のせいで何も出てこないとわかって、奥へと姿を消していったのでございました。
ホント、余計なお世話だよ!
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