指しか出ないハズレのおっさん | 街を歩けば そこに猫

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とある繁華街。

飲食店の踏み石の上で白黒さんが休んでいました。

『おや?誰か来たね』

『ふむふむ、なかなか味のある顔しているじゃないか』

『味があっても舐める気がしない顔だね』

奥に居た薄い黒さんが毛づくろいしながらこちらを見ています。

『いや、見れば見るほど味がある顔だよ。なんて言っておけば何か出てくるからさ』

『ケッ!その顔はハズレのおっさんの顔だよ』

『ほら、これだけ言っても何も出てこない』

『早くおやつでも出せよ!』

『そうだそうだ!おやつでもたんさんかい!』

たんさんかい?
あぁ、出さんかい!ですね?

では、おやつがないから指でも…

『なんでハズレのおっさんは指しか出さないのかねぇ?』

呆れてこの場を去る猫さん達。

いや、舌も出ますよ。べーっ
舌を出した時にはすでに猫さん達は消えていたのでございまいした。

残されて舌を出していた自分。
バカみたい…

 

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