俺が守る! ~ナッちゃん亡き後の丸吉玩具店~ | 街を歩けば そこに猫

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2013年10月28日、丸吉玩具店さんの看板猫・ナツキチくん永眠。
すぐに駆けつけたかったのですが、仕事の都合で行くことが出来ず…
日曜日にようやく丸吉さんを訪問することが出来ました。

お店の棚にはナッちゃんとテツ会長の写真が飾られています。

お店の外には、告知が。

お店の猫常連の方の中には、ナッちゃんの事を聞くなり泣き出してしまった方も数人いらっしゃったとか。

いつもそこに居るはずのナッちゃんがいない丸吉玩具店さん。
とても寂しく感じます。

ナッちゃんが亡くなる前夜は、公園猫達もみんな丸吉さんの裏に集まっていたそうです。
そしてナッちゃん亡き後は、猫さん達の集まりも悪くなったとか。
人間からも猫さんたちからも愛されていたんですね。

キンちゃんはお店には来るけれど、一人で寝るのが怖いらしくて、レジの箱の中に入って来ないそうです。
キンちゃんはナッちゃんが居なくなって大丈夫なのでしょうか?

などと、店主の晴美さんとナッちゃんの思い出話をしみじみとしていたら…

『俺の話をしているのか?俺を呼んだだろう!』

空気を読まないツチノコが出現。

違うよ。ナッちゃんの事を話していたんですよ。

『ナツキチの事か…。生前はかわいがっていただきありがとうございました』

おやまぁ、ご丁寧なご挨拶。
こちらこそお悔やみ申しあげます。

『それはそうと、早く俺様を撫でなさい!』

あぁ…いつもの純平くんだ。
んじゃ、お店の中で看板猫のお仕事ちゃんとしたら撫でてあげるから。

話が通じたのか、お店の中で椅子に座って看板猫の仕事を始めた純平くん。

『看板猫の仕事したから…早く俺様を撫でなさい!』

仕方ないですね。撫でさせていただきましょう。

『あぁ…やっぱり撫で係に撫でられるのが一番だね♪』

うっとりしてくれた純平くん。

ちょっと休憩、と手を離すと…
『俺様をもっと撫でろ~っ!』

と、ガリガリガリ。

『撫で係は俺様を撫でる為にお店に来てるんだから、撫でなくちゃダメじゃないか!』

なんか説教垂れているような気がしますが…
今日は純平くんを撫でに来たんじゃなくて、ナッちゃんを偲びに来たんですよ。

『で…この花は何?』

お花を見つめる純平くん。

それはナッちゃんを偲んで届けられたのですよ。

『なんだ、この花は俺様の為じゃないのかよ』

純平くんへのお花だったら、もっと大柄な花束が届きますよ。

『確かにナツキチが虹の橋を渡ったのは悲しい』

『でも、俺様がこのお店を守っていくから!これからはNo.1看板猫としてね!へへへっ』

カッコイイこと言ってるみたいだけど…
ヨコシマな考えがはみ出していますよ。

『ヨコシマな事なんてはみ出してないよ!』

あぁそうですね。
はみ出しているのは…
お腹のお肉?

『お腹の事は言うなよ』

『こんなに熱心に看板猫の仕事してるんだからさ』

『ナツキチが居ない分、頑張る気持ちが溢れてるんだから!』

『どう?やる気あふれるこの姿!』

あぁ、あふれていますねぇ。

お肉が横に。

『お肉お肉ってうるさいの!』

『撫で係は突っ込まないで俺様を撫でてだけいればいいのに…』

ブツブツ言いながらすねてしまった純平くん。
ご機嫌を取るために、またまた撫でさせて頂いた自分なのでございました。

テツ会長、ナツキチ営業本部長亡き後も、その想いは猫さん達にしっかりと受け継がれているようです。
でも…純平くんもカケちゃんもサンペイくんも、ある意味個性的すぎる猫さん達。
これからどんな看板猫活動をやっていくのか…
やはり丸吉猫さんズからは目が離せません。
テツ会長・ナツキチ営業本部長と言う素晴らしき看板猫さんと巡り会えたことを心のなかに刻み、これからも純平くんやカケちゃん、サンペイくんの写真をお届けしていきます!

 

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生前みんなから愛されていたんですね。天命とはいえ悲しいことです。
『愛猫が逝きて秋風身にしみる』(虎尾)

>虎のしっぽさん
なりひらさんから改名されたんですね。

ナッちゃんは本当に愛された猫さんでした。
故猫を偲んでの川柳・コメント、ありがとうございました!

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