1/2の初詣猫詣。
立石の丸吉玩具店さんにおじゃましております。
『さて、撫で係。そろそろ…』
レジ台の上に登った、カビの生えた鏡餅…
じゃなかった純平くん。
『膝に乗せてもらおうか』
よいしょと重い体を自分の膝の上に乗せてきます。
自分の膝を三方代わりにして乗っかる、カビの生えた鏡餅。
じゃない、純平くん。
あれ?上を見て何を探しているのですか?
あぁ、頭に乗せる橙を探しているのですね!
『こんなにスマートで可愛い純平様なのに!』
あぁ…座らないでください!
重心が偏って重いです。
『なら、これでいいだろ?』
ベターっと膝に乗っかった純平くん。
鏡餅がツチノコになってしまいましたよ。
で…
さっき可愛いはともかく、スマートって言ってましたよね。
『新年早々失礼すぎるぞ!撫で係!』
あ、ツチノコが鏡餅に戻った。
『まだ言うか!ならまた膝に乗ってやる!』
いや、もう拷問はいいですから!
それよりお母さんの膝の乗ってくださいよ!
と晴美さんに振ろうとすると…
「この前純平を膝に乗せていたら腰が痛くなってね。二日間純平を乗せなかったら腰の痛みが治ったの。だから純平は乗せないんです」
鏡餅の重さ、恐るべし!
おっと、時計を見ると夕暮れ近い時間。
もう1カ所、回りたい神社があります。
そろそろお暇するとしましょう。
『ん?もう行くのか?まだまだ膝に乗り足りないんだけど』
純平くん、ごめんね。
次回はゆっくりと拷問…じゃなくて、膝に乗ってもらいますから!
と、純平くんと晴美さんにご挨拶をして丸吉玩具店さんを後にします。
帰り際に裏の公園を覗いてみると…
あっ!リンコちゃん!
あけましておめでとうございます!
今年も機嫌のいい時に撫でさせてくださいね!
『機嫌がいい時だけね』
爪を研ぎながらお返事してくださいました。
『でも、ろっちさんには純平が居るからね。重い思いを受け取りなさい』
重すぎてあまり受けとりたくないですけどねぇ。
『あ、新顔が来たわよ』
え?
リンコちゃんの視線をたどってみると…
君が新顔のチビのキジ白さんですね?
チビと言っても、耳カットされているし、お腹まわりも大きいけど。
君も今年はよろしくお願いしますね。
猫さん達にご挨拶をして立石駅から電車に乗ります。
電車を乗り継いで、次の神社に向かいましょう。
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