猫さん怖い ~桜咲く頃の丸吉猫さんズ・その2~ | 街を歩けば そこに猫

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桜が満開の頃、丸吉玩具店さんにお邪魔しています。

『あれ?ろっちさん。誰か来ましたよ』

キンちゃんが教えてくれました。
実は立石で飲もうと思って、某N氏とこちらで待ち合わせをしていたのでした。

『ろっちさんのお友達ですか。それならご挨拶しないといけませんね』

はい、キンちゃん。こちら某N氏です。
よろしくお願いしますね。

『やぁN氏!ボクはキンちゃんだよ!ヨロシク!』

キンちゃん…
キャラが変わっちゃってますよ!

『失礼しました。N氏さん、よろしくお願いします』

あ、いつもの丁寧なキンちゃんに戻った。

ところでキンちゃん。
このN氏はねぇ、実は猫が怖いんですよ!

『え?猫が怖いのにここで待ち合わせしたんですか?』

はい、キンちゃんなんか怖くてたまらないそうです。

ほら、純平くんにも…
怖くてたまらないから思わず手を出して遠ざけようとしてますよ。

『だれ?これ?とても気持ちいいんだけど』

『よし!撫で係4号に任命しておこう!』

あぁ撫で係の2号は二人いますからね。
3号を飛び越して4号なんですね。

『またこんな所にバッグ置いて!通路にバッグ置くなって言っているでしょ!』

ナゴナゴ言いながらカケちゃんがやって来ました。

「今度はカケちゃんが怖い」
カケちゃんを撫で始めた某N氏。

N氏!気をつけてくださいね!
カケちゃんはホントに怖いですから!

『誰が怖いって!?』

うわっ!やっぱり怖い…

『こんなに可愛いカケちゃんを怖いなんて…』

『失礼しちゃうよねぇ、某N氏!』

カケちゃんを撫でまくる某N氏。
噛まれないように気をつけて!

でも、さすがに猫を飼っていて慣れてる某N氏。
うまくカケちゃんの攻撃をかわすのでございました。

「今度は純平くんが怖いなぁ」

純平くんの腰を撫で始めた某N氏。

『撫で係4号は、怖い怖いと言いつつ気持ちよく撫でるなぁ』

猫が怖い4号に撫でられて、ご満悦の純平くん。

『ねぇ、カケちゃんはほったらかしなのかい?』

あ、本当に怖いカケちゃんが来ちゃった。

『いいよいいよ、カケちゃんの事なんか放っておいていいんだよ』

カケちゃん、そんなにいじけないでくださいよ。
いじけるカケちゃんも可愛いけど。

撫でてあげるからゴキゲン直してくださいな。

目を細めてくださったカケちゃん。

猫が怖い某N氏も、一緒に撫で始めます。

おかげで、怖いカケちゃんがこんなに可愛いお顔に!

『猫が怖い、カケちゃんが怖いってもういいよ。どうせ次は…冷たいビールが怖いんだろ?』

あ…カケちゃんがそれを言っちゃダメ!

オチのセリフをカケちゃんに言われてしまい、ガックリする自分なのででございました。
いやいや、冷たいビールではなくて、焼酎の梅割りが怖いのでございます。

丸吉猫さんズ。明日に続きます。

 

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