『夢の猫本屋ができるまで Cat’sMeowBooks』読了 | 街を歩けば そこに猫

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昨年8月のオープン以来、自分も月イチペースでお邪魔しているCat’sMeowBooks(キャッツミャウブックス)さん。
そのCat’sMeowBooksさんの開業まで、そしてオープンしてからの半年が書かれた本
『夢の猫本屋ができるまで Cat’sMeowBooks』
が2018年7月26日に発売されました。

帯に読太さんがいらっしゃいます。

カバーを見るとビジネス書っぽいアオリが。

起業を目指す人へ進める一冊のように感じますが…
読んでみると、店主の安村さんがCat’sMeowBooksを開店するまでの奮戦記。
お店を知っているからなのかもしれませんが、「これはそうだったのか」とか「この話は知ってる」とか楽しく読ませていただきました。

著者は”犬派”の井上理津子さん。
本のあちこちに『私は犬派だが』という言葉が出てきて、犬好きの目線から猫だらけの本屋を取材しているのがまた面白いですね。

本を紹介し合うビブリオバトルから開業決意への経緯。
店長猫さんである三郎さんの事、そこからの保護猫さんへの想い。
企業としての利益で猫を助けたいLOVE&Co.さんとの関係。
永遠の番頭猫・ごましおさんとの出会いと別れ。
クラウドファンティングを利用した資金集め。店舗のリノベーション。
イラストロゴの商標登録。
りんご猫(猫エイズキャリア)4匹の店員猫さん達のお迎え。
『本屋をやりたい』だけではなく本屋さんに何をかける(乗算)のか?
すべては『本屋×猫(&ビール)』と言う核があるからこそできてきたんだなぁ。
本屋さんと猫、この2つ核がいろんな縁を呼び広がっていく。
安村さんの強い想いを読み取れました。

本書にはオープン後の様子、イベント風景、さらに収支までも公開されています。
猫に興味がなかった著者の井上さんの猫に関する発見、猫好きのお客さんと話して驚いた事や感想が散りばめられているのも面白いです。
自分自身、猫に関わるようになったのはまだ10年ほど。
10年前は猫に同接したらいいかもわからず、井上さんと同じような事を思っていたのを思い出しニヤニヤしながら読んでしまいました。

自分はネットでCat’sMeowBooksさんのクラウドファンティングを知り支援。
初めての訪問はオープン直後の8月11日。
そこから月イチペースで猫本を買いに…と言うよりも、本を読みながらビールを呑んで店員猫さんを眺めにお邪魔しています。
だからCat’sMeowBooksさんには多少の思い入れもあり、じっくりと楽しく本書を読みました。
Cat’sMeowBooksさんを知らない方が読んだら、どういう感想を持つのだろう?
それも楽しみなので、訪問していても経緯を知らない方、訪問したことがない方に勧めて読んでもらって感想を聞きたいなぁと思っています。

カバー裏表紙にはチョボ六さんの写真。

表紙の帯を取ると、鈴さんの写真が。

帯の読太さんの写真と見比べると、二匹の違いが…やっぱり写真じゃよくわかりませんね。

発行元のホーム社さんのHPには特設サイトも設置されています。
本書に掲載されなかった写真もありとの事で、こちらのサイトもお楽しみください。
お盆休み期間、Cat’sMeowBooksさんは混み合うと思いますが…
でも、やっぱりこの本はCat’sMeowBooksさんで購入して欲しいなぁ。
なんて思う自分でございました。

さて、本書が発売されたよく7月27日。
刊行記念トークがCat’sMeowBooksさんで開かれました。
自分も参加してまいりましたので、次回からはその様子をお届けするとしましょう。

 

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