何かを見つめるチーマくん ~2014・11月の猫の広場・後編~ | 街を歩けば そこに猫

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11月のとある週末、猫の広場に遊びに来ています。

まろくんは木の根元に移動。

『ここに居ると落ち着くんだよね。だから構わないでね』

根本にすっぽりはまりこんだ、まろくん。

でもね、せっかくお会いできたんだから…
ちょっとだけ撫でさせてね。

『もう…構わないでって言っているのに』

と言いつつも、ちょっとだけ撫でさせてくれた、まろくん。
昨年の今頃は全く撫でさせてくれませんでしたからね。
それに比べたら、ちょっとだけでも自分は満足です♪

『ほら、あっちにチーマが居るから構ってもらいなよ』

まろくん、根っこに体をよりかけて、気持ち良さそうにしながら自分を追い払うのでございました。

んじゃ、チーマくんに構ってもらうとしましょうか。

あれ?チーマくん。
何見てるの?

空をジッと見つめるチーマくん。
見つめる方を見てもなにもないのですが…

そこにやってきたのは捨て千代母さん。

『チーマ、チーマったら!何見てるの?』

『ほら、ろっちさんが構って欲しそうにしているわよ』

『チーマ、ろっちさんを構ってあげなさいよ!』

捨て千代母さんのお言葉にもかかわらず、自分を構ってくれずに空を見続けるチーマくん。

『ろっちさんを構うよりも、空見ながら日向ぼっこしてた方が気持ちいいんだもん』

『それもそうね、一緒に日向ぼっこしましょう♪』

一緒にゴロ~ンとしちゃった捨て千代母さん。

『日向ぼっこするから構ってあげないからね』

まろくんに続いてチーマくんにも振られてしまった自分。
わかりましたよ。気持よく日向ぼっこを続けてくださいな。

『それにしてもあれはなんだろう?』

チーマくん、最後まで空を気にして自分に構ってくれなかったのでございました。

この後、日向ぼっこする猫さんを眺めながら一休みしていたのですが…
ぶーちゃんも出てこないし(元気そうなのですがタイミングが合わずにお会いできないまま)、広場を後にした自分なのでございました。

 

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