とある街。
暗渠の上に建物!
その裏口に猫さんがいらっしゃいました。
『誰?ご飯の人じゃないね?』
はい、猫さんの写真を撮っている者です。
ちょっと…
『あ、お酒臭い指なら出さなくていいからね!』
三毛さん、塀の奥に隠れてしまいました。
『写真撮るならモデルになってあげるよ。でもお酒臭い指はカンベンね』
ではお言葉に甘えて、一枚だけパチリ♪
視線を感じて横を見ると…
路地からサビさんが見つめていました。
サビさん、ちょっと写真を…
『写真?お酒臭い指出すんじゃないの?』
いや、指も出したいんですけどね。
その前に写真を…
『ご飯待っている所だから、あんたの相手なんかしてられないの』
サビさん、ひと睨みして奥に行ってしまいました。
『え?酒臭い指出すの?』
いや…出したいけど、そこまで言われたら出しませんよ。
隙間に入っていったシャムさん。
『酒臭い指…』
わかったからもう言わんでよろしい!
『あれ?さっきの人まだ居た』
歩き出そうとしたら、さっきの黒さんがまた顔を出しました。
『ここならお酒臭い指出してこないよね』
自分から離れた場所で座る黒さん。
しかしなんで、ここの猫さん達は酒臭い指の事知っているんだろう?
なんて思いながらニャン渠を後にしたのでございました。
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