とある飲食店街。
三毛さんが道の真中で、ゴロゴロ転がっていました。

『ニンゲンが居ない路地でゴロゴロ転がるのは気持ちいいわね』

ゴロンゴロン…伸び~…

この三毛さんを…
離れた場所から見つめる黒さんがいらっしゃいました。
『あぁ三毛ちゃん。頃が姿も可愛い♪』

『なんか見られてる気がするわ』

『誰も来ない場所に移動しましょう』

にゅるん

三毛さん、お隠れになってしまいました。
『あぁ…三毛ちゃんが隠れてしまった…』

『あんたが三毛ちゃんを見ていたから隠れちゃったんだぞ!』

え?そんな事ないと思いますが。
黒さんも見ていたじゃないですか。
『いや、あんたが見ていたのが原因だ!』

『フン!』

梯子の上を移動していった黒さん。
そのまま梯子の上でふて寝のようです。

『お前が見ていたせいで三毛ちゃんが…』

諦めが悪い黒さん。
三毛さんが隠れたのを、まだ自分のせいにしているのでございました。
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