とある街。
塀の横にキジさんがいらっしゃいました。

『この枝の角が好き♪』

枝にスリスリするキジさん。
『気持いいなぁ♪』

うっとりした表情をしてらっしゃいます。
『もしかして…あんた見てた?』

あ、今頃気づかれたようですね。
しっかり見ていましたよ。
『恥ずかし~っ!』

走りだしたキジさん。
道路をタッタカ走って…

角を曲がって消えて行ったのでございます。

消えて行ったけど、追いかけてしまった自分。
『ふぅ、ここまでくれば大丈夫かな?』

いや、大丈夫じゃないですよ。
追いかけてますよ。
『変な所見られちゃったなぁ』

一息ついたキジさんですが…
自分に気がついて、車の陰に隠れてしまったのでございます。
さすはにそこは敷地内なので追いかけられない自分でございました。
キジさんが隠れた後、振り返ると…
マーブル白さんが道路を歩いてるのを見つけました。

塀に登ったマーブル白さん。
『急に後に居るからビックリしたよ!』

怒られてしまう自分。
『ねぇねぇ、塀の上で何やってるの?』

別のマーブルさんがやって来ました。
『あれ?見かけない人が居るよ』

『そいつに背後取られたから塀の上に乗ってんだよ』
『そうなの?ボクも逃げた方がいい?』

『逃げた方がいいぞーっ!』
マーブルさん、逃げて行っちゃいました。
『マーブルの写真は撮らせないからな!』

塀の上で睨みをきかせるマーブル白さん。
弟を守るお兄ちゃんといった感じでしょうか?
まぁ暗くなってきたから、写真撮るのも諦めてきてるんでいいんですけどね。
そして逃げたマーブルさんは…
『悪い人には見えないんだけどなぁ。お兄ちゃんが言うから逃げておこうっと』

家の隙間に入って行ってしまったのでございます。
アホとは違って、とても可愛い感じのマーブルさん。
もうちょっと近くで拝見したかったのですが…残念です。
『アホって言う奴がアホなんだぞ!』
遥か遠くから何か聞こえた気がしますが…
気のせいにしておきましょう。
ポチッと押していただけると嬉しいです

にほんブログ村
最近のコメント