12月、暮れも押し詰まった頃。
最近顔を見せてなかったから…と、やってきたのは江古田。
赤茄子さんに久しぶりの訪問です。
『久しぶりですねぇ。どこで呑んだくれてるんですか?』
顔を見せずにすみませんねぇ。
呑んだくれたかったけど仕事が忙しくて、あまり呑み歩いていないんですよ。
『ホントですか?お気に入りの他のお店ができたとか?』
のんちゃん、そんな事はありません!
『あら、ろっちさん。久しぶり』
タビちゃんもご挨拶してくださいました。
『いらっしゃいませ。お仕事忙しいようですが体は大丈夫ですか?』
ちーちゃん。お気遣い感謝です!
『猫ばかり見てないで座って呑んだら?』
お水を飲んでいたマコちゃんに注意されてしまいました。
『その前に一撫でいかが?』
え?のんちゃん。
いいんですか?
席に座ろうとすると…
ちーちゃんが椅子に乗っちゃっていますねぇ。
あ、椅子を温めておいてくれたんですね!
『いや、この椅子がお気に入りで…』
どうやら椅子をちーちゃんに取られてしまったようです。
『隣が空いているからどうぞ』
は…はい。
隣に座らせていただきますね。
ちーちゃんの隣に座り、コロッケをつまみにグラスを傾け…
中編に続くのでございます。
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