梅雨時の晴れた日、立石の丸吉玩具店さんにお邪魔しています。
表での客引きのお仕事を終えて、お店の奥の椅子でくつろぐカケちゃん。
ストラップで遊んでいただきましょうか。
『なに？これでカケちゃんの気を引こうっていうの？』
そうです。
遊びませんか？
『こんな物に夢中になるカケちゃんじゃないわよ！』
爪にストラップを引っ掛けながらも、興味なさそうにするカケちゃん。
ズルッ！
あっ！カケちゃん落ちちゃう！
『変な物出すから、カケちゃんのみっともない所見せちゃったじゃない』
カケちゃん、かなりお怒りのようです。
ここは撫でて怒りを鎮めるとしましょう。
まぁまぁ、そんな顔せずに、ご機嫌直してくださいな。
可愛い方の顔を撫で撫で撫で…
『ご機嫌直るわけ無いでしょ！』
怖い方の顔でガブリとやられちゃいました！
表の顔とは違った裏の顔、凶暴猫登場です。
すみません！
手を引っ込めようとすると…
『こら！手を離すんじゃないよ』
カケちゃん、爪が痛いです。
はい、手を離さないで近づけましたよ。
これでいいですか？
『痛かった？ごめんね』
ペロリと指を舐めてくれたカケちゃん。
あれ？凶暴猫化していないのかな？
なんて思ったら…
『カケちゃんパーンチ！』
グサッ！
爪が痛い痛い！
『フン、まだまだこんなもんじゃないよ！』
『カケちゃんストレート！』
慌てて指を引っ込める自分。
『指を引っ込めるんじゃないって言っているでしょ！』
あ…はい、すみません。
恐る恐る指を出すと…
『カケちゃんパーンチ！』
さらに噛み！
脅されてなだめられてまた脅されて…
乱暴猫丸出しの、裏の顔を披露したカケちゃんでございます。
『誰が乱暴猫だって？』
怖い！
怖い方の顔、マジで怖いですよ！カケちゃん！
怖いから、純平くんにちょっと癒やしてもらいましょう。
レジ台に行くと…
『俺様を放っておいて何やっているんだよ！』
あ、ごめんね。純平くん。
カケちゃんが余りにも怖かったから、ちょっと癒してくださいな。
『おう！癒してやるぞ！』
ズシリ！
膝に乗ってきた純平くん。
撫でるだけでよかったのに…
重い…暑い…
『そうか？俺様は気持ちいいぞ！』
そりゃ君は乗っているだけだから気持ちいいでしょうけどねぇ。
『やっぱり撫で係の膝は最高だねぇ』
ご満悦の純平くんですが…
やっぱり重くて暑い！
冷たい物(この場合ビール)が欲しくなったので、ちょっと降りてくださいな。
『なんだよ、今回は俺様の出番が少なかったな』
出番が少なくてブツブツ言う純平くんに膝から降りて頂き…
冷たいビールを呑みに、丸吉玩具店さんを後にした自分なのでございました。
丸吉玩具店さん、ありがとうございました！
ちなみにこの日、キンちゃんは風邪が長引いて入院中でお目にかかれず。
今は病院で美味しい物食べて、まるまる太って戻って来ているそうですよ！
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