黒白さんをストーキングする | 街を歩けば そこに猫

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とある路地。

向こうに何やら塊が見えます。

猫さんのようです。近寄ってみましょう。

黒白さんが毛繕い中でした。

毛繕いの後は、ポリポリ。

『さぁ出発だ!』

歩き出した黒白さん。

『♪今、日が昇る 希望の光両手につかみ~』

角を曲がって行く黒白さん。

母を訪ねているのでしょうか?
♪京都大原三千院~
ってやつですね。

『あんた、歌がごっちゃになってるよ。三千しか合ってないし』

ナイスツッコミ、ありがとうございます。
まぁ、自分にとっては”猫さんを訪ねて三千里”ってとこですけどね。

『そんな面白くもないネタに付き合ってられないよ!』

塀に飛び乗っちゃった黒白さん。

止まれの標識を無視して塀を歩いていきます。

『よし、ここまでくればおっさんもいなくなっているだろう!』

『あ、まだ居たよ。どこまでついてくる気?』

どこまでって…黒白さんの姿が見えなくなるまでですよ。

そう行った途端…
『じゃぁね』と、黒白さんは塀の向こうに降りていったのでございます。

塀の向こうに消えた黒白さん。
無事に移民船に乗れて、アルゼンチンに出稼ぎに行っているお母さんに会えるのでしょうか?
そして恋に疲れた女は?
待て次回!

って、続きません!
本当に続かないので期待しないように!

 

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