猫さんにお会いする為だけに、とある山の集落に来ております。
つづら折りの道を通って、ちょっと下に来てみました。
こちらにも猫さんがいらっしゃいますね!
『うわっ!知らない人が来た!』
一匹の茶白さん、坂を登って走って行ってしまいました。
『ねぇ、写真撮って…モデル料出るの?』
モデル料ですか?それは…
『出る訳ないよ。貧相な顔してるもん』
貧相とは失礼な!
そりゃイケメンとはいえないでしょうが、味のある顔だと思いますがねぇ。
『ねぇねぇ、あのおっさんブツブツ言って怖いんだけど…』
もう一匹の茶白さんも怖がって坂を登って行っちゃいました。
って、何怖がっているんですか!
『ほら、あれで味がある顔なんだって』
『ふぅん、貧相な顔してるのにねぇ』
そんなしみじみと「貧相」なんて言わないでくださいよ~
『ま、この顔じゃ写真のモデルになってもお礼は期待できないわね』
そう言わずに…
期待できなくてもモデルになってくださいませんか?
『うわっ!貧相な顔近づけるんじゃないわよ!』
う…まだ言いますか…
『さ、こんなおっさんの相手してないで、ご飯の準備をしましょ』
『ボク達もうすぐご飯だからね。美味しいご飯を食べるためにマズイ顔のおっさんはどっか行ってね』
猫さん達に追い払われてしまいました。
この傷ついた心は…前回お会いした黒さんになぐさめてもらうとしましょう。
前回の場所に戻ろうとすると、途中お会いしたキジさん。
『あ、変な顔のおっさん発見!』
うう…またまた傷ついた…
『あ、また来たんだね!』
あ、黒さん。
ちょっと自分を慰めてくださいな。
『なんだかよくわかんないけど、いいよ~』
足に擦り寄ってきてくださった黒さん。
『おじさん、貧相な顔してるけど撫でるの上手いねぇ』
ガクッ。君まで言うか!
と言いつつモフり続けながら、次回に続きます。
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