2013秋の運河猫さん達・その5 | 街を歩けば そこに猫

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春と秋のお楽しみ。
とある運河の猫さん達にお会いしに来ております。

何故か水辺に並ぶ猫さん達。

尻尾の長いキジさんがまた近寄ってきました。

『な~で~て~』

お尻を向けて尻尾をふりふり。
しばし撫でさせて頂きます。

満足していただけましたか?

『もうちょっと撫でて欲しいけどなぁ』

ちょっとすねた感じのキジさんを、また撫でさせて頂いた自分でございました。

さて、そろそろ帰りましょうか。
土手を登って、反対側の公園に降りると…

公園にはご飯待ち中だった茶白さんがいらっしゃいました。

何をしているんでしょうねぇ?

わかった!
このマス目を利用して、猫チェスを始めるんですね?

『チェスをしようにも駒になる他の猫が来ないんだよねぇ』

あれまぁ、それはお困りでしょう。

『うん、小松から猫小町をクイーン役に呼んだんだけど来ないんだ。コマったもんだ』

んじゃ、猫チェスはやめて…
指の匂いでもいかが?

『そんな…何の脈略もないことを。本当にコマった人だねぇ』

呆れ返る茶白さん。

『その指は面白く無いから、嗅がないほうがいいよ』

君は人に指を出せと出させた挙句、面白く無いと言い切った茶白さんではないですか。

『だって面白くなかったんだも~ん』

『それとも今度は面白い指を出してくれるのかい?』

面白いかどうかはわかりませんが…
前回は左手だったから、今度は右手の指を出してみましょう。

『くんくんくん…』

『お~い!そんな面白くもない指の匂い嗅いでもコマっちゃうだけだよ』

コマはもういいっちゅうねん!

『うん、右手でも面白くなかったよ』

結局、茶白さんたちには翻弄されっぱなしの自分なのでございました。

さて、薄暗くなってきたし、そろそろ帰るとしますか。
運河猫さん達、路地猫さん達、次は桜の咲く頃にお会いしましょう!
まぁその前にも会いに来るとは思いますがね。

 

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