12月も忘れずに、2回も猫の広場を訪問しました。
まずは上旬編をお届けしていきましょう。
広場に入ると…
あれ?猫さん達が居ません。
いや、植え込みの前に黒い物体が!
多分マロくんでしょう。
マロくんに違いない!
そう思って近づくと…
『なんだ、浮かれてる変なおっさんだなって思ったら、ろっちさんじゃないですか』
マロくん、今回は撫でさせてくれるかな?
指を出してみます。
匂いを嗅いでくれたマロくん。
そのまま撫でようとすると…
『ボクはそんなすぐに撫でさせるような安っぽい男ではありませんよ』
茂みに隠れてしまいました。
ガックリ。
以前は甘えん坊ですぐにモフらせてくれる安っぽい男の子だったのに…
男の子から男になってしまったのでしょうか?
なんて、おっさんが拗ねちゃっても気持ち悪いだけですから、男同士、成長を喜ぶことにしましょう。
うん。
『ハイごめんなさい、通りますよ』
あっ、ちょちょさんだ!
ちょちょさん、擦り寄って来もせず、ただ単に通り過ぎただけ。
またまたガックリ。
他の猫さんは裏の路地にいらっしゃるのでしょうか?
ちょっと覗きに行ってみると…
空き地の向こうに、独特な尻尾を持った黒さんの姿が見えました。
ピョン!
そのまま塀の上を歩いて隠れてしまいました。
曲がった独特な尻尾が印象に残った黒さん。
お名前付いているんでしょうかねぇ?
さらに横の塀にはキジ白さん。
軒の上には黒さんがお休み中です。
『にゃぁ』
足元から声がしたので見てみると…
捨て千代母さんがいらっしゃいました。
『こんな格好で失礼しますね』
いきなり毛繕いを始めた捨て千代さんですが…
毛繕いというよりも、エアロビクスのように見えますなぁ。
ガサガサッ!
今度は上から物音が。
キジさんの姿が見えます。
『見つかっちゃった!』
塀の上を逃げていくキジさん。
なんだ、ぶーちゃんじゃないですか。
『ぶーちゃん、この人ろっちさんじゃない!いつも撫でてくれる人だよ。こんにちは!』
横に座っていたチーマくんがご挨拶に来てくださいました。
『あぁ、ろっちさんか。膝の上の印象しかないからわからなかったよ』
ぶーちゃん、自分の膝の上の心地よさしか覚えていないようです。
『ボクはちゃんと撫でてくれたの覚えているよ!』
うんうん、チーマくんは優しいねぇ。賢いねぇ。
『さ、みんな!広場に行くぞ!』
奥から歩いてきたのは、このあたりの重鎮・ミッキーさん。
では、自分もミッキーさんにくっついて広場に戻るとしましょう。
続きます。
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