雪の公園、茶トラさん・前編 | 街を歩けば そこに猫

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大雪の後、とある公園にやってまいりました。

雪吊りに雪が!

これは江戸南部式と兼六園式をミックスした雪吊りですね。

木の枝が折れないように、枝に直接縄を張るのが兼六園式。
雪国の雪吊りの殆どは兼六園式です。
江戸式の雪吊りは、実用より鑑賞を目的としたもので、枝の回りにブチと呼ばれるすそ周りを竹なので設置し、そこに縄を結びつける方法。
帆柱の先端、縄の編込み装飾により、江戸北部式と江戸南部式があります。

以上、雪吊り豆知識でした。

と、雪を楽しみつつ公園を歩いていると…
雪の重みで折れた木の上に、茶トラさんが乗っているのを見つけました。

首輪をつけた茶トラさん。
この公園に住んでいる猫として可愛がられている猫さんです。

足元の悪い中、わざわざ出てきた暇人(自分も含む)のいい被写体になっています。

『ん?またカメラを持った人が来たね』

『このおっさん…とても暇そうだな』

『木の上でモデルになるのも飽きたし…』

何やら考えてらっしゃるような茶トラさん。

『今から行くからそこを動くなよ!』

ニャーとひと鳴きして…

移動し始めました。

折れた木をつたって、こちらにやってきます。

茶トラさん、雪で冷たいから降りてこなくていいですよ!

そんな声も聞かず…
尻尾を立てて降りてきちゃいました。

『暇そうなおっさん、撫でてくださいな』

擦り寄って来ちゃった。

喜んで撫でさせていただきますよ♪

大人しくなでられる茶トラさん。

『もっともっと撫でてよ!』

はいはい、もっともっと撫でますよ。

なんか数時間前にも同じような事をしていた気がするんですが…
まぁ気のせいでしょう。
あれは俺様だったし。

『他の猫の事なんか考えないで、ちゃんと撫でてください!』

あ、これは失礼しました。

俺様の事なんか考えないで、茶トラさんを撫でるのに集中しますね。

雪の中、撫でられて満足そうな茶トラさんでございました。

後編に続きます。

 

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この子の名前は「チャッピー」と言うんですよ!(^-^)
公園に住んでいるおじさんと仲が良いそうです。
チャッピーには、同じ茶トラの「カジカジ」という
兄弟がいて、いつも一緒に行動をしていたのですが、
1年くらい前に カジカジファンの方が、どうも
勝手にカジカジを自分の家に連れて行ってしまった様で
餌やりの方達も、少し立腹していたようです。

カジカジと離れ離れになってしまってからのチャッピーは
半年くらい、いつも哀しそうに泣いている様な目をしていて
とても元気をなくしていました。(/_;)
見ているこちらも 写真を見ていて辛い気持ちになりました。
最近は少し立ち直った様子です。

>紅お蝶さん
以前にもこの公園の猫さんのお名前教えて下さいましたが、この公園猫さんには詳しいんですね!
チャッピーさん、おじさんといつも仲良くしている姿は見ていましたが、兄弟と別れ別れになってしまったのですか。
お家の子になるのはもちろん良い事ですが、周りの人達が心配する事も考えて欲しいな、とは思います。
一人だけいいことだと思って行動するのではなく、関わっている人たちみんなに相談して、猫さんが幸せになる方法を考えて欲しいですね。

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