いつも通り膝の上 ~3月の丸吉猫さんズ・その2~ | 街を歩けば そこに猫

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3月の週末、立石へ。
モツ焼き屋さんで昼酒を楽しんだ後、丸吉玩具店さんに戻ると…

リカちゃんがストーブ前でお食事中。

リカちゃんにご挨拶していると…

『撫で係の声がしたぞ~っ!』

純平くんが登場です。

『ほら、早く椅子に座りなさい』

こんにちはの挨拶無しで、いきなり命令ですか。

はいはい、座りましたよ。
『よし、座ったな』

『よいしょ』

純平くん、爪が痛いです!

『文句言わず、俺様を撫でなさい!』

はいはい。
膝に乗った純平くんを撫で撫で…

『ふぅ♪撫で係の膝の上で撫でられるのはたまらんねぇ』

気持ち良くて変な顔になっちゃってる純平くん。

自分お膝の上でまったり過ごすのでございます。

重いけどね。オコゲあるけどね。

『重さは関係ない。俺様が気持ちよければそれで…ふぅ』

あぁそうですか。
でもね、足が痺れてきたんでちょっと降りてもらっていいですか?

『これくらいで痺れるなんて修行が足りないんじゃないか?』

いやぁ、この歳になって重い物を膝に乗せ続ける修行は、あまりしたくないですなぁ。

ねぇ、リカちゃん。
『え?私に振らないでよ』

『私は純平には興味ないんだから』

リカちゃんは赤猫さんにしか興味ないですもんね。
と、リカちゃんをちょっと撫でた後…
デザートの買い出しに行ってきましょうか。

『お?撫で係。どこに行くんだ?』

ちょっと買い物にね。

『俺様も行くぞ!』

店頭に付いてきた純平くん。

『あ…人目もあるし一応仕事しているふりをするか』

ま、一応看板猫さんですからね。
お仕事してください。

『ほら、そこのお客さん。純平様がおすすめするのはこのおもちゃだぞ!』

『って、誰も寄ってこないな』

店頭で客引きを始めた純平くん。
がんばってくださいね。
と、放って置いてデザートを買いに行く自分なのでございました。

丸吉猫さんズ、続きます。

 

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