お休みの日は人に会わずに早朝散歩。
とある暗渠にやってまいりました。

茶トラさんの姿が見えますね。
『あっ!ご飯かな?』

茶トラさん、残念ながらご飯の人ではないのです。
『そうなの?なんにも出ないの?』

食べ物は出ませんが…
指は出ます!

『指かよ!』

後退りしていく茶トラさん。
向こうに白黒さんもやって来ましたね。
『ご挨拶して損しちゃった』

いや、この指でも喜んでスリッとしてくださる猫さんもいらっしゃるんですよ。
『そんな猫の気がしれないね』

いや、そう言わずにちょっと匂い嗅いでみませんか?
『指しか出してこないおっさん…目を合わせないようにしよう』

視線をそらしてしまった茶トラさん。
では奥に見えた白黒さんにご挨拶してみましょう。
『え?こっち?』

ハチワレさんにも指を出してみますが…
『なに?この指…』

後退りしていくハチワレさん。
『もっといい物が出てくると思ったのに!』

どんどん後ずさりしていきます。
『指しか出してこないおっさんなんか相手しないほうがいいよ』
後ろから茶トラさんが余計なことを…

『そだね、無視しようっと』

ハチワレさんも横を向いてしまいました。
では、もう一度茶トラさんの方に…
『あ、また来た!』

そう言わずにね、指の匂い嗅いでみましょうよ~
『懲りないおっさんだなぁ』

『くんくん…これでいいか?』

はい、嗅いでくださった後はスリッと…
『しないよ!そんなお酒臭い指に!』

結局いつものオチになってしまいましたが…
茶トラさんが移動した先には別の猫さんが見えましたので、その様子は後編でお届けするとしましょう。
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