ハズレと見破られなかったオッドアイ | 街を歩けば そこに猫

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とある暗渠を散歩中。

脇のお宅の前に猫さんの姿が見えました。

行ってみるとしましょう。

香箱を組むキジ白さん。

向こうでは黒白さんが寝ていますね。

『なになに?何の用なの?』

猫さんの写真を撮っているんです。
モデルになってくださいな。

と、話しかけると逃げて行ってしまったキジ白さん。

奥の黒白さんは…熟睡されていますねぇ。

警戒心が強すぎるキジ白さんと、警戒心が全くない黒白さん。
黒白さんを起こしちゃ悪いし…
と立ち上がると…

『なんか賑やかだね?』

塀の上から白さんが顔を出しました。

『もしかして…ご飯なのかな?』

おや?この白さん。オッドアイですね。

『今降りて行くから待っててね』

『よいしょ…ピョン!』

塀から降りてきた白さん。

『ご飯の用意はどこにしてあるの?』

『まだなの?早くご飯をくださいな!』

尻尾を上げて自分にまとわりついてくる白さんですが…

あいにくご飯の人じゃないんですよ。

『え?何も持っていないの?』

『白さんや、よく見てみろ。顔にハズレって書いてあるだろ?』

『はぁ…ハズレだったかぁ…』

『この不思議な目でハズレと見破られないとは…』

『まだまだ修行が足りないなぁ』

自分をハズレと見破られなかった、オッドアイの白さん。
トボトボと歩いて行ってしまったのでございました。

 

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