久々にオコゲに会いに行く・前編 | 街を歩けば そこに猫

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最近仕事が忙しく、なかなか足を伸ばせなかった立石。
純平くんのオコゲはもう無くなったかな?
気になって、丸吉玩具店さんに顔を出してみました。

『おや?撫で係!久しぶりじゃないか!』

『さぁ、久しぶりに俺様を撫でなさい!』

さっそく自分の側にやってきた純平くん。

ストーブに近づきすぎてできたオコゲは…

まだ完全に毛が生えそろっていないみたいですねぇ。

『オコゲの事なんていいから、早くそこに座りなさい!』

はいはい、わかったからそんなに顔を近づけないでくださいよ!

椅子に座ると、早速膝に乗ってくる純平くん。

『よいしょ』

向きを変えて、デーンと乗っかります。

『やっぱり撫で係の膝は乗り心地がいいねぇ♪』

ご満悦の表情。

そのまま撫でさせて頂きます。

『うひゃぁ…たまらんねぇ』

とろけてしまいました。

おっと、お客さんです。
純平くん、看板猫として接客してきてくださいね。

『接客?接客って美味いのか?』

接客は食べる物じゃないですよ。
だから接客は美味いんじゃなくて、上手いって言わなくちゃ。

『接客なんてどうでもいいからさ、その紐で遊ばせてよ』

どうでもいいことないでしょう!
一応看板猫なんだから!

って言葉を聞きもせず…
カメラのストラップで遊びはじめた純平くん。

『飽きた』

ガクッ!
飽きるの早っ!

んじゃ自分も構うのに飽きた!
待ち合わせのryanさんも来たから、呑みに…じゃなくて、お昼ごはんに行ってくるからね!

『あぁいいよ。呑み過ぎないようにな』

『で…ちゃんと戻ってくるんだよね?』

さぁてね。
不安そうに見送る純平くんに一旦お別れしてお店を出ます。

横の路地では、リカちゃんがお食事中。

『レディの食事を見るんじゃないよ!』

あ、すみません。

『あんた達も食事に行くんでしょ?さっさと行きなさい!』

リカちゃんに追い払われるように、昼呑みに…じゃなくて食事に向かう自分達でございました。

後編に続きます。

 

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