東京(南の方) | 街を歩けば そこに猫 - Part 9のブログ記事

梅は咲いたか、桜はまだかいな。

まだ梅が満開の頃、とある街を散歩しておりました。

アパートの角に猫さん発見!

角に座って、何やらジッと見つめています。

誰かを待っているみたいですねぇ。

『あんたを待っていたんじゃないからね』

あ、はい。
それはわかっています。

角から通りを覗きながら、待ち続ける猫さん。

『あんたを待っていたんじゃないんだよ』

はいはい、よ~くわかっていますってば。

『それにしても遅いなぁ』

文字通り、首を長くして待つ猫さん。

『もう来てもおかしくないのになぁ』

『もしかしたら、このおっさんがここにいるせいで来ないのかも…』

ジト目で睨まれてしまいました。
確かに自分がここに居たら、ご飯の人が来ないかもしれませんね。
猫さんの待ち人が早く来ることを祈って、この場を離れるとしましょう。

少し歩くと、階段と井戸。

東京って大都会のイメージですが、まだまだこんな場所がいっぱい残っているので、街歩きをしていて飽きませんなぁ。

その井戸の近く。
今度は別の猫さんが、人待ち顔で佇んでいました。

『まだかなぁ』

首輪をした猫さん。
おうちの人が帰ってくるのを待っているのでしょうか?

『あんたを待っていたんじゃないのは確かだね』

はいはいはい。それはよ~くわかっておりますですよ。

『うわっ!待っても居ない人が近づいてきちゃった!』

車の下に逃げこむ猫さん。

覗きこんでみましょう。

『お家の人が帰ってくるのを待っていただけなのに…こんな変なおっさんに見つめられちゃったよ』

困惑顔の猫さん。
これ以上猫さんを困らせても申し訳ないです。
離れるとしましょうか。

数歩歩いて振り返ると…
猫さんが車の下から出て、また待ち続けるのでございました。

おうちの人、早く帰ってくるといいですね!
そして、いっぱい甘えてくださいね!

 

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とある井戸のある街を歩いていると…
ニャーニャーと声がします。

どこに猫さんが居らっしゃるのかな?
キョロキョロ探してみると…

 ひさしの上に居らっしゃいました!

『お腹減ったよ~』

ニャーニャー鳴くシャムっぽい猫さん。

『ご飯まだかなぁ』

ご飯待ちのシャムさん。
下から見上げていると見難いので…
すぐ横の公園の滑り台に登って撮影してみましょう。

『なんだいあんた?ご飯持ってるの?』

いや、カメラは持っていますがご飯は持っていません。

『ハズレのおっさんには用はないんだよ!』

ご飯待ちのニャーニャーが、ハズレハズレと聞こえてきちゃいました。

『あっ!ご飯の人が来た!』

ちょうどお食事の時間だったようです。
猫さんのお世話をしている方が、ご飯を持ってやって来ました。

シャムさん、早く降りておいで♪

ひさしから下のひさしにピョン!

『次はあっちだな』

ひさしをピョンピョン渡り、下に降りてきたシャムさん。

待望のご飯にありつきます♪

『もうご飯の時間なの?』

今度は黒さんが現れました。

『ボクの分も残しておいてね』

シャムさんの後ろから、ご飯を見つめる黒さん。

『当たり前だよ!ちゃんと残してあるからね』『わ~い♪いただきま~す!』

この2匹はとても仲良しなんだそうです。

ふと見ると、黒白さんが歩いていきます。

黒白さんはご飯食べないんですか?

『オイラかい?シャムや黒とは一緒には食べる気がしなくてね』

『でも、小腹が空いたから…ここに埋めた非常食を…』

『あ…埋めた秘密の場所を見られた?』

『こりゃいかん!別の秘密の場所に移動だ!』

何やら慌てて移動していった黒白さんなのでございました。

この町会は地域猫活動をしっかりとされている地域。
1205ksng00-13
これは2年前にこの町会内で見かけた看板ですが…
ご飯を上げる人を決めて、その人以外はご飯をあげない。
そしてトイレを設置して、近隣の清掃をしっかりする。
ルールがしっかりしていて、かつそのルールが守られている地域です。
ご飯を上げる人が決まっていて、決まった時間にあげていると、猫さんは必ず現れます。
と言う事は個体の把握が出来ているということ。
猫が可愛そうだからというだけで、エサやりをしている人が居ると、個体の把握ができにくいのです。
また、餌場が多数あることにより、猫さん達も散らばってしまいます。
可愛そうだからエサをやる。だけど糞尿や不妊については知らないよ。では、無責任なエサやりそのものです。

こう言うしっかりとルールが確立されている地域はもちろんですが、そうでない地域でも猫さん達が幸せに暮らしていけるように、我々写真を撮る者も猫さんにご飯をあげてはいけません。
ハズレのおっさんでなければいけない。
と言うのは、自分の中のルールなのですが…

どうしてもあげたければ、世話をしている人の許可をもらってあげるべき。
もしかしたら、腎臓病などで食事療法している猫さんも居るかもしれませんからね。

話がちょっとズレてしまいました。

ちゃんとルールを作って、それを猫好きの人も猫嫌いの人もみんな了承している。
そんなこの街が大好きで…
(井戸もあるし♪)
ついつい、この街に足が向いてしまう自分なのでございます。

ちなみに今回のシャムさんと黒さんは、この街で生まれて育った地域猫。
もちろん不妊済。
そして後から出てきた黒白さんは…
近くのマンションから引っ越していった人が置き去りにしていった猫さんだそうです。
怒りのご意見を聞かせてもらいましたが…
それでも「猫は猫だから」と世話をしてくださる以前から住んでいる方達。
人の情けの浅はかさと深さを同時に感じた、今回の猫散歩でございました。

 

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飲食店街猫さんシリーズの最中ですが(実はシリーズなのです)…
こちらの事情で調整のため、今日は他の地域の猫さんをご紹介。

とある場所で門番猫として可愛がられているムックさん。

大きい体に大きい顔。
顔のパーツが真ん中にギュッと集まっていて、その独特の風貌とブルーアイが人気の猫さんです。

そのムックさんのお食事。
膝に抱かれて、差し出された器から頂いています!

『うむ、今日の食事もなかなか美味いな』

でも…そんな食べ方で苦しくないですか?

『苦しゅうない。ちゃんと器を持っていなさない!』

抱かれている事など全く気にしないで、食事するムックさん。
その姿は、まさに王様なのでございました!

明日からまた飲食店街猫さんシリーズに戻ります。
週末と言う事で、土日は1日2回更新でお届けします。

 

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前回の菜の花と猫さんの続きです。

菜の花に埋もれて寝ている三毛さんの所に、白い靴下のキジさんがやって来ました。
『三毛ちゃ~ん、遊ぼうよ』

『熟睡していて起きやしないな』

『三毛ちゃ~ん!ハズレのおっさんが来てるよ!』

『えっ!ハズレのおっさん!?』

ハズレのおっさんに反応して飛び起きた三毛さん。

『私、ハズレのおっさんに会ってみたかったんだよね!どこどこ?』

『こっちかな?』

『居ないじゃないの!』

『三毛ちゃん、ハズレのおっさんは後ろにいるよ』

『なによ。ハズレのおっさん居ないじゃない』

いや、こっちに居るんですってば!

『キジ白ったら、私を起こすのにガセネタ言ったのね』

元の場所に戻った三毛さん。

『せっかくいい気持ちで寝ていたのに…』

『そうだ!夢の中で憧れのハズレのおっさんに会うとしましょう♪』

いやだから、目の前に居るんですけどね。

『おやすみなさ~い』

また丸くなってお休みになってしまう三毛さんなのでございました。

『嘘なんか言っていないのに…』

白いソックスキジさんは、いじけて土手の向こうにお隠れに。

黒さんと三毛さんは、あいかわらず菜の花に埋もれてお休みになっていたのでございました。

 

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となる運河沿い。

菜の花畑を見下ろすと…
何やら黒い物体が見えました。

ズームしてみましょう。
座っている黒猫さんと、菜の花に埋もれて寝ている三毛さんが居らっしゃいます。

下に降りて近寄ってみます。

『なぁに?ご飯の人?』

残念ながらご飯の人ではありません。

『でも、何か持ってきてるんでしょ?』

食べ物はないですねぇ。
カメラなら持っていますが。

『カメラなんか食べれないじゃないか』

ツーンと横向く黒さん。
でもね、カメラは食べること出来ないけど、カメラで食べていくことは出来るんですよ。

『カメラで食べていってなんか無いくせに…』

『そういう事は本職になってから言うんだね。色んな意味でハズレのおっさん!』

厳しい言葉を最後に去っていった黒さん。

まぁ気にしないで(気にしろよ)…
菜の花に埋もれて寝ている三毛さんを見てみるとしましょう。

あらまぁ、気持ち良さそうに熟睡しています。

お顔をアップで撮ってみます。

ちょっと菜の花をかぶせてみたりして。

三毛さん、あまりにも熟睡していますから、起こさないように遠くから見るだけにしておきましょう。

この場所の猫さん達。
写真が中途半端な枚数になったので、後編に続きます。

 

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某所、かつては1.5キロほどを縄張りとして君臨していたボス。

震災以降、自分が関わってきた馴染み猫さんのうちの一匹。

この地域の工業組合連合会さんが、猫を減らすために不妊手術代を助成して下さり、ボスも何回かトライした後に無事去勢されました。

今では心も体もまん丸になっています。

もともと人には慣れた猫でしたが、今では自分から擦り寄ってくるくらい丸くなりました。

このボス、推定10歳くらい。
歯が抜けて歯茎に炎症を起こし、ご飯が食べられないくらいになっていましたが、これも某工業組合連合会さんのご協力により治療・投薬をしております。

今ではモリモリご飯を食べるボス。

去勢前は、子分達がご飯を食べた後に残ったご飯を食べていたボスですが…
今はみんなと一緒に食事します。

『あの頃はワシも意気がっていたもんさ』

そしてボスは…

ついに膝乗り猫さんに♪

『この膝は立石の若い者に独占させるにはもったいないからねぇ』

膝に乗りご満悦のボス。

使いこなした肉球も、しっかり見せてくれます。

『でもなぁ、ボスの座はまだ譲ったわけじゃないんだよ』

『わかってるな!』

わかってますわかってます!

たまに来る他所者は追い払い…

子分達を可愛がるボス。

茶白さん、しっかりボスを慕っていますねぇ。

お気に入りの猫ハウスから顔を出すボス。

最近は、手からご飯を食べてくれるようにもなりました♪

色んな意味で丸くなったボス。

不妊に関わった以上、やっぱり長生きして欲しいと思います。
ボス、そして他の猫達。
これからもよろしくおねがいしますね。
そして、とてもお世話になっている某工業組合連合会さん。
ありがとうございます!これからもよろしくお願い致します。

被災地でも被災者でもありませんが、この猫さん達と深く関わるようになったのは、やはりあの日がきっかけでした。
震災とは関係ないけど…でも震災がきっかけであった事は確か。
だからこそ、3.11は忘れることが出来ません。

みんなが「出来る事をやろう」と、出来る事をやり始めたあの日。
あの日の事、あの日からの事を忘れてはいけません。
「今自分が出来る事は何か?」
それはまず…忘れない事。

忘れないで下さい。あの日の事を。
そして、あの日からの事を。
まだ終わってはいません。

2011年3月11日に発生した東北関東大震災におきまして、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま及びそのご家族の方々に心よりお見舞い申し上 げます。

 

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以前から告知していました通り、年度末と消費税増税により多忙の為、本日よりしばらくの間、一日一回の更新とさせて頂きます。
ご了承ください。

とある工場のアイドル猫さん、三毛姫。

以前からお会いしたかったのですが、ようやくお顔を拝見する事が出来ました♪

『取材は食事が済んでからね』

はい、お待ちしております。

もう20才近いと言われている三毛姫。
まだまだ元気にご飯を食べています。

『ふぅ、ごちそうさま。さて…』

『取材していいわよ』

三毛姫!近すぎますよ!

『ところで、私の何を知りたいの?』

そうですね…

撫で心地なんか知りたいですね!

そのまま撫でさせてくださった三毛姫。

『まぁまぁ気持ちよかったわよ』

満足して頂けたようです♪
では、次の取材項目に…

あれ?

『取材はもう終わり、これからはプライベートな時間よ』

向かいの工場に行ってしまった三毛姫。

ころ~ん♪

ころんころ~ん♪

暖かい日差しを浴びながら、プライベートタイムを楽しむのでございました。

ご高齢の三毛姫。
また会いに行きますから元気で居てくださいね!

この工場では、他にも通いの猫さん達が居らっしゃいます。
ご飯をもらってお食事中のキジ白さん。

『オイラにも食べさせてよ』

別のキジ白さんが顔を出しましたが…

『こっちの器、もう空じゃん!』

向かって右側の器、すでに空になっていたようです。

『チェッ、オイラのご飯はどこにあるんだよ~』

ふてくされて、体勢を低くしてトボトボ歩くキジ白さんなのでございました。
このキジ白さんにも後からちゃんとご飯が用意されていたことをご報告しておきます。

 

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別の日、前回と同じ公園に行ってみました。

今度は白黒さんと長毛のキジ白さんがいらっしゃいます。

お日様を浴びて、気持ち良さそうにお昼寝していますね。

右側のキジ白さんは、前回にもお会いした猫さんです。

『ん?魂吸い取るおっさんじゃないか』

『視線を合わせないようにしないとね』

起きたものの目を合わせてくれない長毛キジ白さん。

ならば左側の白黒さんの様子を見てみましょう。

ぐっすりお休みになっています。

でも…近寄りすぎて起こしてしまいました。

『なぁに?ご飯なの?』

寝ぼけ眼で逃げない白黒さんに、指を出してみます。

『クンクンクン…これは…』

『うわっ!危ない!』

危なくなんか無いですよ。どうしました?

『その指から魂吸いとるんだろ?くわばらくわばら』

『今度は指に秘密兵器を仕込んできたか!危ない危ない』

キジ白さんも茂みに引っ込んで、魂を吸い取られないように睨むのでございました。
って、魂吸い取らないから!

なんて説明しても無駄なようでして…
猫さん達に睨まれながら、この場を立ち去る自分でございました。

さて、申し訳ないですが、明日から更新を1日朝の1回のみとさせていただきます。
ただでさえ年度末で忙しい上に消費税増税の影響もあり、かなり多忙となっております。
ホント今月はシャレにならないくらい忙しいのです。
忙しすぎて猫散歩もただならず、ストックがなくなりかけてきているというのもあります。

申し訳ないですが、落ち着くまで1日1回更新になることをご理解ください。
よろしくお願いいたします。

 

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とある小さな公園。

トイレの前に猫さんが居らっしゃいました。

 扉の前にサビさん、右側に白さん。

さらに右に目をやると、長毛のキジ白さんがいらっしゃいます。

『あんた何しに来たの?』

猫さんの写真を撮りに来たんですよ。

『写真?写真と言うとカメラ…』

『見つめたら魂吸い取られる!』

視線をそらす白さん。

『うわっ!魂吸い取られるのか!?』

キジ白さんまで視線をそらしちゃいました。
魂吸い取りませんよ!

2匹にそっぽ向かれちゃったので、サビさんを見てみましょう。

『それ、魂を吸い取るの?』

吸い取りませんよ。
サビさんの綺麗なお姿を記録に残すだけです。
だから、モデルになってくださいな♪

『ホントに大丈夫なの?』

大丈夫ですってば!

『なら…こんな感じでどう?』

はい、とても良い感じです。
可愛いですよ♪

では、レンズを変えて、もう一枚。
ゴソゴソゴソ…

『うわっ!今度こそ魂吸い取られる!』

取り出したレンズにビックリして、サビさん茂みに隠れてしまいました。
残念だけど、肉球がキュートです♪

『今度は小型の魂吸い取り装置を出したみたいだな』

だから、魂吸い取りませんってば!

『やっぱり危険だね。近寄らない方がいいな』

長毛さん、向こうにトコトコ歩いて行き…

『これだけ離れていれば吸い取られないだろ』

自分が近づけない場所へ対比。

『ねぇ、さっき吸い取った魂返してよ!』

サビさんが戻ってきました。

だから、吸い取っていませんってば!

『わかってるわよ。ご飯の人が来るまでの暇つぶししてただけ』

どうやら自分、サビさんたちにからかわれていたようです。
サビさん、ひなたぼっこを再開するのでございました。

『俺の魂!どこに行った~っ!』

『こんな所に埋めてあったぞ!』

みんな”魂吸い取られるごっこ”に飽きてひなたぼっこ再開したのに…
白さんだけは、まだノリノリで、吸い取られた魂を探すのでございました。

 

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更新無しと言いつつ簡単に更新。

仲良くお食事中の4匹♪
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もしかしたら明日も一枚写真の簡単更新かも。

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