お久しぶりの猫の広場・後編 | 街を歩けば そこに猫

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猫の広場の横の路地。

今度はまた別のキジさんが顔を出しました。

キジさん同士でチュッ♥

『ねぇねぇ、あそこでカメラ持ってるおっさん』『うん、どうしたの?』

『顔がとっても変…』
『本人の前でそれ以上言っちゃダメ!』

慌てて口を押さえるキジさんですが、しっかり聞こえましたよーっと。

『一緒に居るとまた何い出すかわかんないから、離れておこうっと』

尻尾を立てたキジさん、歩き出します。

『ん?これはなんだろう?』

空き地に置いてあったケースが気になるキジさん。

『変な感触』

『でも、面白そうだな』
『なにやってんの?面白いの?』

キジ白さんもやって来ました。

が…
一緒に確かめる事無く、側で待機しています。

『ぷにぷにぷに…と』

『この中で寝たら気持ち良さそうだなぁ』

『でもバッチィから、や~めた』

ケースから出て行くキジさん。

『一人遊びが上手なやつだな。お笑いのネタ作りは下手なのに』

黒さん、ずっとキジさんを見ていたようです。

別のキジさんも、モデル座りで様子を見ていました。

枯れ枝が邪魔だけど。

遊んでいたキジさんは、しゃがんでボーっとし始めました。
『次は何して遊ぼうかな』

いや、キミは遊ぶよりもお笑いを極めなきゃいけないんでしょうが!
自分はそろそろ行きますが…
今度来た時は、自分をネタに良いお笑いを聞かせてくださいね。

『ほどほどに頑張ってみるよ』

入り口で見送ってくださったキジさん。
今回のお笑いがイマイチだったのは、キジさんのせいではなく自分の力不足ですね。
ごめんね。
今度来た時にいっぱい撫でてあげるから許して下さいませ。

 

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