まだ元気そうだったナッちゃん ~最後にナツキチくんにお会いした日・その1~ | 街を歩けば そこに猫

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10月28日の朝、立石・丸吉玩具店さんの看板猫ナツキチくんが虹の橋を渡りました。

肺に影が見つかってから、だんだん元気がなくなってきたナッちゃん。
ちょっと心配になり、26日の土曜日にお会いしに行ってきました。
残念ながら、自分がナッちゃんとお会いした最後の日になってしまいましたが…
その時の様子をお届けしていきます。
他の猫さん達にもお会いしたので、ツチノコや用心棒やアホも登場します。
できればいつもの調子で…と思うのですが、ちょっとしんみりしてしまうかもしれません。
ご理解くださいませ。

お店に到着すると…
ナッちゃんが、お店の前でお水を飲んでいました。

あ、まだ店の外に出られるんだ。
と、ホッとした自分。

もしかしたら、最後まで看板猫のお仕事をしようとしていたのかもしれません。

「無理しなくていいよ」と店主の晴美さんに抱かれ、レジ台に連れて来られたナッちゃん。

よだれがすごくて、口の横の毛が張り付き、猫相が変わっています。

『ろっちさん、いらっしゃい!』

それでも挨拶してくれるナッちゃん。

食欲はあるそうですが、ちょっと口をつけるくらい。
注射器でお口に食べ物を流しこんであげていたそうです。

食欲があるということは、本猫にまだ生きる意志があるということ。
と、思っていたのですが…

丸まってお休みになるナッちゃん。

やつれてはいるけれど、まだ大丈夫そう。

そう思うのも外部の人間だからで、飼い主さんからすれば、見ていてかなり辛かったようです。

『ナツキチのことは心配だけど、俺様を撫でながら心配しなさい!』

あぁ…純平くんに見つかってしまいました。

しょうがないので、純平くんを膝に乗せて撫でながらナッちゃんの心配をする事にします。

心なしか、純平くんもナッちゃんを心配しているように見えます。

見えるだけですが。

『ナツキチの具合、どう?』

カケちゃんもナゴナゴ言いながら近づいてきました。

『具合悪そうだね』

『看板猫の仕事は代わりにやっておくからってナツキチに言っておいて』

客引きのお仕事をしに外に出るカケちゃん。
さすが人義を重んじる用心棒!
(その割にはすぐ噛むけど)

『俺様もナツキチの事心配しているぞ!でも撫で係は撫でなさい!』

純平くんは純平くんで、ある意味いつものまんま。
これはこれで和ませてくれます。

お休みになっちゃったナッちゃん。

看板猫のお仕事は無理をせず、まず体を休みませてください。

この時、寝ている姿はまだ以前と変わらない感じのナッちゃんだったのでございます。

続きます。

 

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