とある街を散歩していると…
路地に猫さんの姿を見かけました。
路地に入って行ってみましょう。
『え?知らない人が来た』
写真を撮りに来たんですよ。
モデルになってくださいませんか?
『写真だけならいいけど、撫でさせはしないよ』
う~ん…黒さんに嫌われてしまいました。
写真を撮っているんですよ。
と言いながら指を出してみると…
するりと指をかわした黒さん。
『今ちょっと触られたけど…』
はい、ちょっとだけ触れましたね。
『気持ち良かったからもう一回触ってもらおうかな』
指に反応してきた右耳カットの黒さん。
恐る恐る近寄ってきた、右耳カットの黒さんを黒さんを撫で撫で。
『あいつは気に入った人には甘えるからなぁ』
その様子をみつめる別の黒さん。
『賑やかだからご飯かと思ったら…違うのか』
キジ白さんも姿を見せました。
数匹の猫さんに見つめられながら、右耳カットの黒さんをいっぱい撫でさせていただきました。
そろそろ移動しますかね。
立ち上がると…
『ダメッ!もっと撫でて!』
手に飛びついてきた、右耳カットの黒さん。
『もっともっと~っ!』
しょうがないですねぇ。
もうちょっとお付き合いするとしましょう。
いっぱい撫でさせていただいて…
『ありがとう!また撫でに来てね』
猫さん達に見送られて、この路地を後にしたのでございました。
この街…猫密度が高いです。
で…
二階の室外機の上の黒さんは結局降りてこなかったなぁ。
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