とある緑道でお会いした猫さん達。
黒さんは、突如現れたおっさんの変な顔に食欲を無くすこと無くお食事中です。
『食べてしまうから、相手するのはもうちょっと待ってね』
『なんだよ、黒ちゃんは食べてばかりだし…』
キジ白さん、黒さんから離れて移動し始めました。
『ボスに報告しておこうっと!ボス!変な顔のおっさんが来てますよ!』
ボス?どこに居らっしゃるんですか?
キジ白さんの視線を追ってみると…
『変な顔ってのはこの人かい?』
はい、そうです。
って、自分が返事してどうする。
『このおっさん、変な顔してるけど…猫好きの顔だよ。放っておきな。ぐぅ』
ひと目で猫好きを見破るとは、さすがボス!
変な顔は余計ですけどね。
『変な顔に楽しませてもらったから、モデルになってあげるよ』
あら、これはありがたい♪
『モデルになってあげたからには…』
ジッとこちらを見つめる黒さん。
ちょっと嫌な予感が…
『食事の後のデザートが当然出てくるよね!』
舌出しがとても可愛いですが…
残念ながら、何も出てこないのですよ。
『え?デザート出てこないの?カメラの真ん中からネズミも出ないの?』
デザートも出てこないし、このカメラからネズミも出てきません。
すみませんねぇ。
と、謝りながら黒さんとお別れした自分でございました。
ま、変な顔で楽しんでいただいたようだし、いいよね!
…変な顔じゃないって!
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