臭い指 | 街を歩けば そこに猫

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とある公園の横。
建物の前で水を呑んでいる茶白さんの姿を見かけました。

『暇そうなおっさんが来たな。ちょっとからかってやろう』

こちらに歩いてきた茶白さん。

尻尾を立てて…

自分の前を横切ります。

横切るんかい!

茶白さん、ちょっと待って下さいよ!

『なんだい?』

指の匂いでもいかがですか?
くんくん…

『くっさ~~~~っ!』

『そんな臭い指で撫でられたくないね!』

いや、臭くなんかないですよ!
くんくん…(自分で指の匂いを嗅いでいる)
ほら、臭くない!

あれ?
茶白さんは?

その頃茶白さんは、日向でゴロンゴロン。

『ふわぁ~…お日様が気持ちいいねぇ』

ゴロンゴロン♪

『お日様の暖かさを胸いっぱい♪』

『満足満足♪』

満足そうな茶白さん。

もう一回指の匂い嗅いでみませんか?

『何度嗅いでも…くっさ~~~~っ!』

『こっちの匂いの方が真新しくて良いねぇ』

この公園の新名所の匂いを嗅ぐ茶白さん。
そんなものよりも自分の指の方が…

『あんた、これを見に来たんじゃないのか?せっかく案内してやったのに!』

あ、案内してくださっていたのですか。
それはすみません!

『猫の気持ちがわからない、臭い指の奴の相手はもうやめた』

茶白さん、そんなぁ。
臭い指は余計ですよ~。

そんな自分の呼びかけを無視して…

茶白さん、階段を上がって姿を消したのでございました。

 

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